御燈祭(おとうまつり)とは、和歌山県指定無形民族文化財に指定されている世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である神倉神社にて毎年2月6日に開催されている火祭りです。白装束に荒縄を締めた約2000人の「上り子(のぼりこ)」と呼ばれる男子たちが御神火を灯した松明を手に神倉山の山頂から538段もの石段を駆け下ります。
今回は御燈祭 日程・駐車場・アクセス・交通規制・屋台・SNSや見どころをご紹介していきます。
御燈祭の歴史
御燈祭は1400年以上も前から熊野速玉大社の摂社、神倉神社に伝わる歴史と伝統のあるお祭りです。このお祭りは女人禁制であり、男性しか参加することができません。また、参加する男性も祭の1習慣前からは精進潔斎を続けなければならず、白いものしか口にできないといった制約もあります。そして当日になって白装束に身を包み、石段を松明を手に一気に駆け下ります。
このお祭りの起源としては、『熊野年代記』の伝える神話にもあるように、神倉は、一年間の生活を支える火を産出、操作、そして浄化する修験者たる神倉聖の拠点であり、浄化された火が人々に与えられる儀礼を意味しているのであるとされています。
御燈祭の見どころ
引用:https://www.sankei.com/photo/photojournal/news/170206/jnl1702060003-n1.html
なんと言ってもみどことは、男たちが松明を持ち石段を駆け下りる姿にあります。この写真のように炎の竜のように見え、火花も石段近くにいると散ってくることもあるので迫力満点でおすすめです。また、その炎の勢いや男性の多さから石段の麓にいけない女性の方であっても遠目から確認することもできるそうです。
引用:https://www.sankei.com/photo/story/expand/190206/sty1902060012-p3.html
また、このお祭りは男性であれば地元の人でなくとも白装束を準備して入山しておけば誰でも参加をすることができます。1度石段を炎と共に駆け下りる姿をみてしまうとその勇敢さに憧れてしまい、来年は参加しようと思ってしまう人もいるようです。
SNSでの評判は?
屋台の出る日程・場所・種類
当日屋台の営業はないようです。
駐車場情報
駐車場は2か所ありますが、どちらも駐車できる台数に限りがあるので、お祭り当日は公共交通機関で行かれた方がいいかもしれません。
第1駐車場:7台
第2駐車場:13台
交通規制について
当日の交通規制はないそうです。
まとめ
御燈祭(おとうまつり)は、和歌山県指定無形民族文化財に指定されている祭りで、紀伊山地の霊場と参詣道の一部を形成する神倉神社で毎年2月6日に行われます。約2000人の「上り子」が白装束に荒縄を締め、御神火を灯した松明を手に、神倉山の山頂から538段の石段を駆け下り、その勇壮な姿が見る者を圧倒します。この火祭りは、厄除けや無病息災を祈る重要な伝統行事です。