愛染まつりは大阪三大夏祭りの一つで、毎年6月30日から7月2日に愛染堂（勝鬘院）で開催されます。千年以上の歴史を持ち、浴衣姿の愛染娘が宝恵駕籠で練り歩くパレードや、縁日屋台、厄除開運・良縁成就の大法要、愛染明王の特別御開帳などが行われ、夏の訪れを告げる華やかな祭りです
- 期間: 6月30日から7月2日
- 場所: 四天王寺の支院・愛染堂勝鬘院（愛染さん）
- 目的: 聖徳太子による大乗仏教の教えを受け継ぎ、無病息災を祈る祭り
- 特徴: 日本最古の夏祭り、浴衣まつりとしても知られる
内容: 夏越しの大祓、厄払いの風習、浴衣のお披露目、愛染娘の選出など。
そんな「愛染まつり」の日程・駐車場・アクセス・交通規制・屋台・SNSや見どころをご紹介します。
愛染まつりとは？
愛染まつりの歴史
「愛染まつり」は、聖徳太子が593年に飛鳥時代に創建した日本最古の夏祭りです。聖徳太子の「苦しみ、悲しみを抱く人々を救済したい」という大乗仏教の教えを受け継ぎ、1400年間続いています。この祭りは、夏越しの大祓を兼ねており、初日の6月30日には和宗総本山四天王寺の住職らが出仕する「夏越しの祓え大法要」が厳修されます。
祭りの中心は、愛染堂勝鬘院（通称「愛染さん」）で、毎年6月30日から7月2日に行われます。祭りの行列には、浴衣姿の「宝恵かご」が有名で、江戸時代に芸妓たちが盛装して愛染堂に参拝したことに由来しています。現在では、公募によって選ばれた12人の「愛染娘」が見物客に愛敬をふりまいていて、祭りの魅力を引き立てています。
重要な出来事として、2014年に大阪市指定無形民俗文化財に指定されました。また、祭りの行列は、天神祭と住吉祭に並ぶ大阪三大夏祭りの一つとして知られています。祭りの行列は、天王寺駅付近から愛染堂をめざして谷町筋を練り歩き、現在も大きな行事として定着しています。
愛染まつりの日程・時間・開催場所・問い合わせ・公式HP
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 愛染まつり |
| 開催期間 | 2025年6月30日（月）～2025年7月2日（水） |
| 開催時間 | 10:00～21:00 |
| イベント内容 | ・愛染明王本尊の特別ご開帳 ・多宝塔（国の重要文化財）のご開扉 ・多宝塔内本尊「大日大勝金剛尊」の特別ご開帳 ・宝恵駕籠パレード（浴衣姿の愛染娘らが谷町筋などを歩く） ・宝恵駕籠上げ（境内でかごを高く上げる行事） ・夏越しの祓え大法要（四天王寺管長猊下ご親修） ・如法愛染護摩ご祈祷（期間中定期的に厳修） ・縁日の屋台や美味しい食べ物の提供 |
| 問い合わせ先 | 06-6779-5800 |
| 公式HP | https://aizendo.com/festival.htm |
愛染まつりの見どころ
愛染まつり見どころ：宝恵駕籠パレード
- 宝恵駕籠パレードは、浴衣姿の愛染娘らが谷町筋などを歩くパレードです。6月30日正午にてんしばからスタートし、境内でかごを高く上げる「宝恵駕籠上げ」も行われます。迫力満点の祭囃子や、雀踊りが祭りをいっそう盛り上げます。
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愛染まつり見どころ：秘仏本尊・愛染明王の特別ご開帳
- 秘仏本尊・愛染明王の特別ご開帳は、縁結び・良縁成就のご利益で知られる秘仏本尊・愛染明王の特別な開帳です。期間中、本尊が特別に開帳され、参拝者が祈祷を行うことができます。また、国の重要文化財である多宝塔のご開扉や、多宝塔内本尊・大日大勝金剛尊の特別ご開帳も実施されます。
秘仏本尊・愛染明王の特別ご開帳はこちら
愛染まつり見どころ：夏越しの祓え大法要
- 夏越しの祓え大法要は、厄除け・病気平癒・勝利開運・商売繁盛のご利益があると言われる大法要です。6月30日15時から本堂で行われ、四天王寺管長猊下が親修します。また、本尊ご開帳中の如法愛染護摩ご祈祷も定期的に厳修されます。
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愛染まつり見どころ：縁日の屋台や美味しい食べ物
- 縁日の屋台や美味しい食べ物は、祭りの中で特に楽しめる一面です。多くの屋台が並び、美味しい食べ物や飲み物が楽しめます。祭りを彩る屋台の魅力も、祭りの雰囲気を一層高める要素となります。
縁日の屋台や美味しい食べ物はこちら
愛染まつり見どころ：境内での宝恵駕籠上げ
- 境内での宝恵駕籠上げは、パレードの後続で行われる重要な行事です。愛染娘らが境内でかごを高く上げる儀式が行われ、迫力満点の祭囃子や雀踊りが伴います。境内でのこの儀式は、祭りの中心的な部分となります。
境内での宝恵駕籠上げはこちら
愛染まつり見どころ：多宝塔のご開扉
- 多宝塔のご開扉は、国の重要文化財である多宝塔が特別に開扉される行事です。期間中に多宝塔内本尊・大日大勝金剛尊の特別ご開帳も実施され、参拝者が本尊を直接見ることができます。多宝塔の美しさと歴史的価値を再確認することができます。
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愛染まつり見どころ：四天王寺管長猊下の親修
- 四天王寺管長猊下の親修は、夏越しの祓え大法要の際に親修を行う四天王寺管長猊下の役割が大きい行事です。厄除け・病気平癒・勝利開運・商売繁盛のご利益があると言われる大法要を厳守し、参拝者に祈祷を行います。
SNSでの評判は？
愛染まつりの屋台の出る日程・場所・種類
日程・時間
2025年6月30日（月）～7月2日（水）
各日10:00～21:00（雨天決行）
場所
愛染堂勝鬘院 境内および参道（大阪市天王寺区夕陽丘5-36）
周辺の夕陽丘筋や勝鬘院通りにも屋台が並びます。
屋台の種類
昔ながらの定番グルメ（たこ焼き、焼きそば、イカ焼き、りんご飴、フランクフルト、ベビーカステラ、かき氷、チョコバナナなど）。
最近は韓国風チーズドッグやスイーツ系、クラフトソーダなど“映え”系も増加。
縁日遊び（射的、輪投げ、金魚すくい、スーパーボールすくい、ヨーヨーつりなど）。
出店規模
以前は300店近く出ていたが、現在は境内と参道に限定され約100店以上。
2023年から屋台が復活し、2025年も継続して出店予定。
混雑状況と対策
夕方から夜にかけて混雑のピーク。
混雑を避けたい場合は午前中や平日の早い時間帯の参拝が推奨されます。
公共交通機関の利用がおすすめです。
特徴
宝恵駕籠パレード（6月30日正午～）の前後は特に賑わいます。
夏の始まりを告げる大阪三大夏祭りの一つで、屋台の復活も話題です。
定番のグルメや縁日遊び、最近人気のスイーツ系まで幅広く楽しめ、祭りの賑わいを盛り上げます。混雑を避けるには午前中の来場がおすすめです。
アクセス
電車でのアクセス
電車で「愛染まつり」に行く場合、以下のルートを利用できます。JR天王寺駅から谷町筋を北へ徒歩15分で到着します。近鉄大阪阿部野橋駅からも谷町筋を北へ徒歩15分で到着します。また、近鉄大阪上本町駅から谷町筋を南へ徒歩15分で到着することも可能です。さらに、大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」からも徒歩2分で到着する最短ルートがあります。公共交通機関を利用することで、混雑を回避し、快適なアクセスを楽しむことができます。
車でのアクセス
車で「愛染まつり」に行く場合、駐車場は利用できません。愛染堂の駐車場は利用できませんが、周辺のコインパーキングを利用することができます。具体的には、「タイムズ四天王寺前夕陽丘」、「タイムズ天王寺六万体」、「タイムズ下寺3丁目」などの近い駐車場を利用することができます。車で行く際は、最寄駅から徒歩2分と近いので、公共交通機関を利用するほうがいいですね。
愛染まつりの駐車場情報
愛染まつり周辺の駐車場情報
愛染まつりは、毎年6月30日から7月2日まで大阪の天王寺区で開催されますが、会場周辺には無料駐車場はありません。車での来場を計画している場合は、事前に有料駐車場の情報を確認することをお勧めします。
利用しやすい有料駐車場
| 駐車場名 | 収容台数 | 営業時間 | 特徴・コメント | 会場までの距離 |
|---|---|---|---|---|
| タイムズ天王寺六万体 | 11台 | 24時間営業 | 駅・会場に近く利便性が高いおすすめ | 会場近く |
| 三井のリパーク 四天王寺１丁目第５駐車場 | 5台 | 24時間営業 | 駅近でおすすめ | 会場近く |
| タイムズ逢下公園 | 6台 | 24時間営業 | 少し離れているが穴場 | 会場からやや離れている |
アクセス方法
電車でのアクセスも便利です。JR「天王寺」から谷町筋を北へ徒歩15分、近鉄「大阪阿部野橋」から谷町筋を北へ徒歩15分、近鉄「大阪上本町」から谷町筋を南へ徒歩15分、地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」5号出口より徒歩2分です。
混雑が予想されるため、最寄りの駅から2分と近いので、公共交通機関を利用するのがおすすめです。
愛染まつりの交通規制について
愛染まつり開催に伴う交通規制について説明します。愛染まつりは、2025年6月30日から7月2日にかけて大阪市天王寺区で行われます。この期間中、周辺道路に一時的な車両通行止めや進入禁止の交通規制が実施されます。特に、6月30日の宝恵駕籠パレード開催時間（午前10時〜正午ごろ）には、谷町筋付近に交通規制が敷かれます。また、夕方〜夜間には屋台が賑わうため、四天王寺前夕陽ヶ丘駅〜愛染堂周辺の生活道路でも規制が入ります。車両通行止め、歩行者専用道路、駐停車禁止が行われます。公共交通機関や徒歩での移動が推奨されます。混雑を避けるため、午前中や平日の早い時間帯に訪れるのがおすすめです。
愛染まつりのまとめ
愛染まつりは、2025年6月30日から7月2日までの3日間、愛染堂勝鬘院で開催される日本最古の夏祭りです。魅力的な行事が多数あり、特に「宝恵駕籠（ほえかご）行列」が注目されています。この行列では、色とりどりの浴衣を身にまとった女性たち（愛染娘）が豪華に装飾された駕籠に乗り、天王寺駅から愛染堂までをゆったりと練り歩きます。行列中には、独特の掛け声が響き渡り、祭りムードが最高潮に達します。屋台のグルメや伝統行事も多く、華やかなイベントが満載です。混雑を避けるためには、午前中や平日の早い時間帯の訪問がおすすめです。公共交通機関を利用して、ぜひ足を運んでみてください。
