
土崎港曳山まつりは、秋田市土崎地区で2025年7月20日・21日に開催される伝統の夏祭りです。ユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財で、各町内が趣向を凝らした高さ約5mの曳山を土崎神明社に奉納し、町内を練り歩きます。威勢の良い掛け声や「あいや節」の演奏、夜の戻り曳山など、勇壮で華やかな雰囲気が魅力。2日間で約20台の曳山が登場し、例年多くの観客で賑わいます。
- 日程: 7月20日・21日
- 内容: 国指定重要無形民俗文化財、土崎神明社祭の例祭
- 行事: 各町内から曳山が出され、神社参拝、宵宮祭、囃子場設置など
特徴: かけ声と「港ばやし」のお囃子、独自の音と潤滑油のにおい
そんな「土崎港曳山まつり」の日程・駐車場・アクセス・交通規制・屋台・SNSや見どころをご紹介します。
土崎港曳山まつりとは?

土崎港曳山まつりの歴史
土崎港曳山まつりの歴史は、宝永元年(1704年)に始まります。船乗りたちが神輿を寄進したことがきっかけで、翌年から神輿渡御が行われました。これが港祭りに発展し、文化12年(1815年)以降も続きました。
明治14年(1881年)、土崎神明社が県社に昇格し、明治22年(1889年)に隣村の相染新田村が合併して土崎港町となりました。明治34年(1901年)、土崎に電線が引かれ、運行制限がなされ、曳山は徐々に低くなりました。現在の約5メートルの姿に変わりました。
大正2年(1913年)、土崎神明社鎮座三百年祭を挙行し、祭りの勇壮さが増しました。同年、下新町曳山の様子も記録されています。大正4年(1915年)以降も、祭りは盛んに続きました。
2016年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。毎年7月20日の宵宮と21日の本祭りの2日間に渡って行われ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。秋田県ではこの祭りが終わると学校が夏休みに突入し、気温も高くなり、北国の短い夏の始まりを象徴する祭りです。
土崎港曳山まつりの日程・時間・開催場所・問い合わせ・公式HP
「土崎港曳山まつり」の開催情報
項目 | 内容 |
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イベント名 | 土崎港曳山まつり |
開催日程 | 2025年7月20日(日)~21日(月・祝) |
開催場所 | 秋田県秋田市土崎地区一帯(土崎神明社周辺) |
アクセス | JR土崎駅から徒歩10分 |
開催時間 | 7月20日(日)8:00~18:00(曳山運行・郷社参り・宵宮祭)、19:00~21:00(ふれあい曳山) 7月21日(月・祝)8:00~12:30(例祭・神輿渡御)、12:30~18:30(御幸曳山)、20:00~(戻り曳山) |
イベント内容 | 各町内曳山の運行、郷社参り、宵宮祭、ふれあい曳山、例祭・神輿渡御、御幸曳山、戻り曳山(あいや節の演奏とともに曳山が町内へ戻る) |
特徴 | ユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財。高さ5mの曳山が20台前後、武者人形や見返しの飾り付け、勇壮な曳山運行とお囃子。 |
料金 | 無料 |
屋台 | あり(縁日・飲食屋台多数) |
問い合わせ先 | 土崎港曳山まつり実行委員会事務局 TEL:018-845-2264 |
公式HP | 土崎港曳山まつり公式サイト |
土崎港曳山まつりの見どころ
土崎港曳山まつり見どころ:曳山行事
- 曳山行事は、ユネスコ無形文化遺産に指定された重要な行事です。各町内ごとに大きな「曳山」を製作し、神社に奉納してから、町内を練り歩きます。曳山は高さ5メートルほどの大きなもので、武者人形や角灯篭などで飾られています。曳山の行列は、賑やかな笛や太鼓のお囃子、揺れる提灯、曳山の大きな車輪が軋む音、ひしゃくで車輪にかけられる油の匂いが楽しめます。曳山の大きな車輪が軋る音や、ひしゃくで車輪にかけられる油の匂いが特徴的な行事です。
曳山行事はこちら

土崎港曳山まつり見どころ:郷社参り
- 郷社参りは、土崎港曳山まつりの第一日目の行事です。各町内が神社に参り、神社での祭礼を行います。この行事では、町内が神社に奉納する曳山を準備し、神社の前で祈願を行います。郷社参りは、町内間の絆を強めるために行われ、地域の絆が感じられる行事です。
郷社参りはこちら

土崎港曳山まつり見どころ:戻り曳山
- 戻り曳山は、土崎港曳山まつりの第二日目の行事です。曳山が各町内に戻る行列が行われます。この行列では、明かりが灯された曳山の行列が、人がひしめき合う大通りを進み、自分達の町内へと戻っていきます。曳山の行列は、賑やかな笛や太鼓のお囃子、揺れる提灯、曳山の大きな車輪が軋る音、ひしゃくで車輪にかけられる油の匂いが楽しめます。
戻り曳山はこちら

土崎港曳山まつり見どころ:宵宮祭
- 宵宮祭は、土崎港曳山まつりの第一日目の夜に行われる行事です。宵宮祭では、曳山の前で宵宮神を祀り、神社での祭礼を行います。この行事では、町内が神社に奉納する曳山を準備し、神社の前で祈願を行います。宵宮祭は、町内間の絆を強めるために行われ、地域の絆が感じられる行事です。
宵宮祭はこちら

土崎港曳山まつり見どころ:御幸曳山
- 御幸曳山は、土崎港曳山まつりの第二日目の行事です。曳山が神社の前で行われる行列が、町内を練り歩きます。この行列では、賑やかな笛や太鼓のお囃子、揺れる提灯、曳山の大きな車輪が軋る音、ひしゃくで車輪にかけられる油の匂いが楽しめます。御幸曳山は、町内間の絆を強めるために行われ、地域の絆が感じられる行事です。
SNSでの評判は?
土崎港曳山まつりの屋台の出る日程・場所・種類
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宵祭:2025年7月20日(日)8:00~21:00
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8:00~ 各町内の曳山運行・郷社参り
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18:00~ 宵宮祭(神事)
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19:00~21:00 ふれあい曳山(中央通り・本町通り・郷社通り)
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例祭:2025年7月21日(月・祝)9:30~24:00
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9:30~ 例祭(神事)、神輿渡御、各町内の曳山運行
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11:30~ 伝統おどり(本町通り)
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12:30~ 御幸曳山(穀保町出発)
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20:00~ 戻り曳山(相染町出発)
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中央通り、本町通り、郷社通りなど土崎港地区の主要通り沿い
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土崎神明社前や駅前付近、祭り会場周辺にも多数出店
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食事系:焼きそば、たこ焼き、唐揚げ、イカ焼き、かき氷、フランクフルト、地元グルメなど
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スイーツ・飲み物:かき氷、地元限定スイーツ、ジュース、ビールなど
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手作り品・雑貨:地元特産品やお土産、Tシャツ、絵はがきなど
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祭り関連:お囃子グッズ、うちわ、縁日系(ヨーヨー釣り、射的など)
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例年多くの屋台が出店し、曳山の運行ルートや神明社周辺は特に賑わう
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2025年もキッチンカーや特設コーナーなど新しい形態の屋台も登場予定
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交通規制が広範囲で実施されるため、来場時は公式サイトの規制図を確認
土崎港曳山まつりでは、7月20日・21日の両日、中央通りや本町通りなどの主要通りを中心に多彩な屋台が出店。定番グルメから地元特産品、縁日系まで幅広く楽しめ、曳山行事とともに祭りの賑わいを満喫できます
アクセス
「土崎港曳山まつり」へのアクセス方法
電車でアクセスする場合
JR「土崎」駅から出て、徒歩で約5分の距離にあります。電車でアクセスすることで、祭りの楽しみをより快適に楽しむことができます。祭りの期間中には、祭り会場までの移動が簡単に行えるため、電車を利用することがおすすめです。
車でアクセスする場合
秋田北ICから国道7号経由で約10分の距離にあります。車でアクセスすることで、自宅から祭り会場までの移動時間を短縮することができます。また、祭りの期間中には臨時駐車場が設置されており、駐車に困る心配がありません。
土崎港曳山まつりの駐車場情報
「土崎港曳山まつり」周辺の駐車場情報
「土崎港曳山まつり」は、2025年7月20日から21日まで、秋田県秋田市土崎港地域内で開催されます。臨時駐車場は以下の2か所で利用可能です:
- 旧チャレンジオフィス駐車場(土崎みなと歴史伝承館裏) – この駐車場は、祭りの期間中は臨時駐車場としてご利用いただけます。
- 秋田港駅駐車場(フェリーターミナル向かい) – この駐車場も臨時駐車場として利用可能で、ペイパラダイスそばクルーズ列車運行時の駅としても機能します。
また、道の駅あきた港から土崎みなと歴史伝承館を結ぶ無料シャトルバスが運行予定です。停留所は道の駅あきた港(9:00~21:00)と秋田港駅駐車場で、1.2の停留所から30分間隔で運行されます。
この祭りは、国指定重要無形民俗文化財・ユネスコ無形文化遺産「土崎神明社祭の曳山行事」として知られており、23万人以上の来場者が訪れます。祭りには、曳山や囃子が行われ、祭り酒や特設商品も販売されます。
土崎港曳山まつりの交通規制について
土崎港曳山まつりの開催に伴う交通規制は、祭りの安全と順利な運営を確保するために実施されます。7月20日(土曜日)と21日(日曜日)には、周辺道路に交通規制がかけられます。具体的には、ドローンの飛行や自転車の走行は禁止されており、降車での手押し自転車は例外として許可されています。
また、祭りの際に利用できる臨時駐車場や無料シャトルバスも用意されています。道の駅あきた港と秋田港駅駐車場に停留所が設けられ、30分間隔で運行されます。交通規制図は公式ホームページで確認できますので、祭りに参加する際にはご活用ください。
土崎港曳山まつりのまとめ
「土崎港曳山まつり」は、秋田県秋田市土崎地区で7月20日と21日に開催される伝統的な祭りです。国の重要無形民俗文化財に指定されているこの祭りは、1700年代初頭から続く「土崎神明社祭の曳山行事」の一環です。この祭りは、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
祭りの魅力の一つは、高さ5メートルほどの巨大な「曳山」です。これは、各町内で製作された大きな山車で、武者人形や歴史的な場面を表現した装飾が施されています。祭りの初日は「郷社参り」と呼ばれる行事があり、曳山を奉納し参拝するために土崎地区一帯を練り歩きます。2日目には「御幸曳山」と呼ばれる行事があり、曳山が神社に奉納され、例大祭が行われます。
祭りのハイライトは、曳山の行列が大通りを進む様子です。明かりが灯された曳山の行列は、賑やかな笛や太鼓のお囃子とともに、人がひしめき合う大通りを進みます。さらに、揺れる提灯や曳山の大きな車輪が軋む音、ひしゃくで車輪にかけられる油の匂いなど、伝統的な雰囲気が漂います。約30万人規模の参加者が魅力的な屋台や縁日を楽しむため、家族連れで訪れる人が多い祭りです。入場は無料で、雨天決行となります。