奈良県奈良県北葛城郡の広瀬大社にて毎年2月11日に行われる五穀豊穣と雨水の多量を願うと共に厄除けを願う祭りです。
砂かけ祭りは、参拝客と田人と牛役に分かれ雨に見立てた砂を掛け合う庭上の儀を行います。砂を多く掛け合えば掛け合うほど雨が降る、豊作になるとされているので、たくさんの砂を掛け合います。その様子から「奇祭」と呼ばれるようになりました。
今回は歴史ある砂かけ祭りの日程・駐車場・アクセス・交通規制・屋台・SNSや見どころについて紹介します。
砂かけまつりの歴史
砂かけ祭りの始まりは、天武天皇4年(675年)まで遡ります。
広瀬大社に祀られている若宇加能売命(わかうかのめのみこと)という神様であり、伊勢神宮外宮にも祀られる神様でもあります。大和盆地を流れる全ての川が合流するという重要な土地に建立された広瀬大社で若宇加能売命は昔から水や水田、五穀豊穣の神様として信仰されてきました。
そういった土地柄のため、砂を水に見立てて五穀豊穣を願うこのお祭りがこの地で誕生したとされています。
砂かけまつり日程・時間・開催場所・問い合わせ・公式HP
問い合わせ・公式HP
開催場所 | 奈良県河合町川合99 奈良県河合町 廣瀬神社 Googleマップで開く |
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開催日 | 2024年2月11日(日) ※毎年2月11日 10:30〜殿上の儀・14:00〜庭上の儀 【次回開催予測:2025年2月中旬頃】 |
お問い合わせ | 広瀬大社 TEL 0745-56-2065 |
アクセス | JR大和路線 法隆寺駅から徒歩20分 |
関連サイト | 奈良観光公式サイト 廣瀬大社公式サイト 廣瀬大社ページ |
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砂かけまつりの見どころ
殿上の儀
殿上の儀とは祝詞奏上の後、拝殿を田んぼに見立てて苗代作りや苗取り、百姓と牛による田作りを行った後、早乙女が早苗に見立てた松の葉を植える様子を表現していきます。殿上の儀は途中に祝詞奏上や神楽歌など日本の伝統文化に触れることができ、また厳かに儀は取り行われます。
庭上の儀
引用:http://www.kuruminoki.co.jp/shikanofune/blog/2018/02/news4787.html
この庭上の儀こそが砂かけ祭りのメインイベントになります。
かなりの砂がかけられるため、参加する際にはゴーグルやマスクなどの装備は必須です。終盤になるにつれて、砂をかける勢いも増してくるので初めて参加される人の中には驚かれる方も多くいらっしゃるようです。
砂を掛け合いが盛んなほど、雨がよく降り、豊作になると伝えられているため、毎年たくさんの砂が終盤になるにつれて舞い上がります。
SNSでの評判は?
砂かけを行う庭上の儀はインスタ映えすることから多数の写真が Instagramに投稿されています。
また、殿上の儀と庭上の儀は間に少し時間が空くため、河合町のイメージキャラクターであるすな丸のマスコットが登場し、お祭りをさらに盛り上げてくれます。かわいいキャラクターを見ようと親子連れの参拝客も多いようです。
屋台の出る日程・場所・種類
お祭りの楽しみの1つと言えば
屋台は欠かせませんよね。
当日はたくさんの屋台が出て、地域一帯がお祭りムードに包まれています。
お祭りの屋台といえば定番の粉物や串物、綿菓子なども多数出店されます。
アクセス
電車のアクセス
・JRでお越しの方
車のアクセス
駐車場情報
広瀬大社の駐車場と当日は近隣工場の株式会社ヒラノテクシードさんも臨時無料駐車場を開放してくれるようです。
ですが、14時からの庭上の儀になると多数の参拝客が訪れますので満車になることが予想されます。そのため時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
交通規制について
当日は交通規制はないようです。
まとめ
砂かけ祭りは、参加者たちが境内で繰り広げる砂掛け合戦を通じて、豊作と雨の恵みを願う情熱的な伝統行事です。この迫力ある光景は見る者の心を奪い、毎年多くの観光客が訪れます。砂が舞い上がる中で交わされる笑顔や声援は、地域の絆を深め、古くから受け継がれる信仰の力を感じさせます。一度その場に立てば、訪れる人々も自然と祭りの一部になり、心から楽しむことができるでしょう。奇祭と称される理由を、ぜひその目で確かめてください!