
弘前ねぷたまつりは、毎年8月1日から7日まで青森県弘前市で開催される伝統的な夏祭りです。大小さまざまな「扇ねぷた」や「組ねぷた」と呼ばれる山車が城下町を練り歩き、夜には灯りが灯されて美しく輝きます。300年以上の歴史を持ち、1980年には重要無形民族文化財に指定されています。最終日にはねぷたを炎で清める「ねぷたおくり」が行われます。
そんな「弘前ねぷたまつり」の日程・駐車場・アクセス・交通規制・屋台・SNSや見どころをご紹介します。
弘前ねぷたまつりとは?

弘前ねぷたまつりの歴史
弘前ねぷたまつりの歴史は、1722年(享保7年)に初めて文献に登場し、2022年には300周年を迎えました。この祭りは、江戸時代に燈籠が用いられ、徐々に美麗なものへと進化しました。ねぷたは、七夕祭りの松明流しや精霊流しとともに、暑さの厳しい夏季に睡魔を追い払うための行事である「眠り流し」から始まりました。
発展として、明治維新以降、経費や手間がかからない扇ねぷたが登場し、祭りの主役として人気を博しました。昭和時代に入り、1956年から祭りの期間が8月1日から7日と決まり、翌1957年からは弘前観光協会が主催し、名称が「ねぷたまつり」となりました。
重要な出来事として、2022年の300周年記念祭が挙げられます。この際、弘前ねぷた300年祭実行委員会が歴史と伝統の継
弘前ねぷたまつりの日程・時間・開催場所・問い合わせ・公式HP
弘前ねぷたまつり開催情報
以下は、2025年の弘前ねぷたまつりの詳細情報を表形式でまとめたものです。
日程 | 時間 | イベント内容 | 場所 |
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8月1日から4日 | 19:00~ | 土手町コース 夜空に映えるねぷたのパレード |
土手町 |
8月5日・6日 | 19:00~ | 駅前コース 異なる雰囲気を楽しむパレード |
駅前 |
8月7日 | 10:00~ | 土手町なぬか日コース ねぷたおくりやなぬかびおくり |
土手町 |
その他の情報
- 問い合わせ先: 弘前市立観光館(TEL: 0172-37-5501)
- 公式HP: https://www.hirosaki-kanko.or.jp/
- 参加方法: 一部の団体では観光客も参加可能。詳細は各団体に問い合わせてください。
この祭りは、弘前
弘前ねぷたまつりの見どころ
1.弘前ねぷたまつり見どころ:扇ねぷたの迫力ある運行
弘前ねぷたまつりの最大の魅力は、独特な扇形の巨大ねぷたが夜の街を練り歩く様子です。内部に灯りが灯され、夜空に幻想的に浮かび上がるねぷたは、色彩豊かで回転する姿が圧巻。太鼓や笛の音と観客の掛け声が一体となり、祭りの熱気を感じられます。
扇ねぷたの迫力ある運行はこちら
弘前ねぷたまつり見どころ:ねぷたを曳く男衆の姿は迫力満点
弘前ねぷたまつりの最大の見どころは、ねぷたを力強く曳く男衆の姿です。彼らは「跳人(はねと)」たちとともに、太鼓や笛のリズムに合わせて威勢よく掛け声をあげながら、約5メートルもの大型ねぷたを市街地の沿道で練り歩きます。その迫力ある動きと一体感は圧巻で、観客の熱気も最高潮に。男衆の力強い曳き手としての姿は、祭りの伝統と魂が込められた瞬間そのものであり、夏の熱い風物詩として多くの人々の心に深く刻まれます。鮮やかな灯りが灯るねぷたと男衆の力強さが融合し、忘れられない感動を創り出します。
SNSでの評判は?
弘前ねぷたまつりの屋台の出る日程・場所・種類
屋台が出る日程と場所
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8月1日~4日:
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「土手町コース」の沿道に屋台が集中
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土手町は弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅近くから続くエリアで、19:00開始のねぷた運行に合わせて賑わう
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8月5日・6日:
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「駅前コース」の沿道に屋台が並ぶ
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弘前駅周辺で19:00開始のねぷた運行に合わせて出店
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8月7日(最終日):
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午前10:00から土手町で行われる「なぬか日コース」運行に合わせて屋台も出店
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岩木川河川敷で夕方に「なぬかびおくり」イベントも開催される
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屋台の場所
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主に土手町(中央弘前駅周辺)と弘前駅周辺の沿道が中心
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どちらもアクセスが良く、ねぷた巡行の迫力とともに屋台を楽しめる
屋台の種類
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地元名物や定番の祭りグルメ(焼きそば、たこ焼き、りんご飴など)
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青森ならではの新鮮な海産物や郷土料理も充実
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縁日系の遊びやお土産品も多彩
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夜はねぷたの灯りと屋台の賑わいが一体となった夏の風物詩を楽しめる
その他の情報
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各屋台の営業時間や出店情報は公式観光協会の案内や公式サイトで随時更新されるので確認がおすすめ
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ねぷた運行の開始時間は19:00(最終日は午前10:00)で、屋台もこの時間帯に合わせて賑わう
このように、弘前ねぷたまつりの屋台は期間中、主要な運行コース沿いに分かれて出店し、地元グルメから祭りの楽しみまで多彩に提供されます。ねぷたの勇壮な灯りと屋台のにぎわいが融合した夏の風物詩を満喫できることでしょう
アクセス
「弘前ねぷたまつり」への電車でのアクセスは、JR弘前駅が最寄り駅で、東京からは新幹線で新青森駅まで約3時間、新青森から奥羽本線で約35分です。弘前駅中央口から徒歩約10分で祭り会場に着き、期間中は臨時シャトルバスも運行されるため便利です。駅から会場までは平坦でアクセスしやすく、駅周辺の宿泊施設も充実しています。
車でのアクセスは、東北自動車道の大鰐弘前ICから市中心部まで約30分です。ただし、祭り期間中は市街地で交通規制があり、中心部への進入は18時以降制限されるため、早めの到着が望ましいです。駐車場は弘前文化センターや津軽藩ねぷた村、弘前市役所の臨時駐車場の利用が推奨され、パークアンドライドの活用も便利です。混雑を避けるため、公共交通機関との併用も検討すると良いでしょう。
弘前ねぷたまつりの駐車場情報
「弘前ねぷたまつり」周辺には、弘前土手町立体駐車場(200台)やしたどてスカイパーク(363台)など徒歩2〜3分の大型駐車場があり、アクセスが非常に便利です。料金は弘前土手町立体駐車場が1時間200円、以降30分毎100円、したどてスカイパークは昼間30分毎100円、夜間1時間毎100円とリーズナブルです。また、祭り期間中は岩木川沿いに無料駐車場が2ヶ所設置されますが、弘前公園まで徒歩約20分と距離があります。市内には「ドーミーイン弘前」周辺などに手頃なコインパーキングも点在しており、早めの確保がおすすめです。駐車場の営業時間や混雑状況は変動するため、最新の案内を確認して計画的に利用すると良いでしょう。
弘前ねぷたまつりの交通規制について

弘前ねぷたまつり開催に伴う交通規制は、会場周辺で厳しく行われます。ねぷた運行中、特に土手町コースと駅前コースでは、交通規制が実施されます。土手町では1日から4日までの夜間(18:30〜22:00頃)に、駅前では5日から6日までの夜間(18:30〜22:00頃)に交通が規制されます。また、桜大通りは1日から4日の17:30から車両通行禁止となります。会場周辺は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用が推奨されています。
弘前ねぷたまつりのまとめ
弘前ねぷたまつりは、青森県弘前市で開催される夏の祭りです。この祭りは、山車が市内を練り歩くお祭りで、特に夜間に灯りをともしたねぷたが美しいです。ねぷたは、地域によって名前が異なるものの、弘前では「ねぷた」と呼ばれ、迫力満点の演出が特徴です。
2025年の祭りは、8月1日から8月7日までの7日間開催されます。土手町コースと駅前コースで異なる雰囲気を楽しむことができます。土手町コースは19:00から、駅前コースも19:00から始まります。最終日の8月7日には、土手町なぬか日コースで10:00から行われます。
この祭りは、観覧席からゆっくり楽しむことも可能で、観覧席の予約も受け付けています。ねぷたおくりという儀式で、7日間の祭りを終えたねぷたを炎で清めるという特別なイベントもあります。